パリ五輪で金メダルを獲得した女子レスリング57kg級・桜井つぐみ選手(22)=香南市出身・育英大助手=。
小学生の頃、現在の得意技である「腕取り」(2 on 1)を教えたのが
高知レスリングクラブで指導に携わった森誠司さん(39)=高知東高校監督=です。桜井選手の父で師匠でもある優史さんによれば、森さんに「腕取り」を教わったことが桜井選手が頭角を現すきっかけとなったといいます。
10日未明(日本時間)の決勝戦を高知でテレビ観戦した森さんに話を聞きました。
高知東高校監督・森誠司さん:
(金メダルを)取るまでは何があるかわからない。試合の中でドキドキしていました。一番落ち着いていたのは桜井つぐみ選手でした。やり切るところはしっかりやり切って。「本当にすごいなあ」と、その一言です。
(決勝戦は)勝てば金、負ければ銀。全然違いますので、本人も金を目標にやっていたところで、試合が終わった後の笑顔が一番それを物語っていると思います。
「ありがとう」という一言と、「よく頑張りましたね」という(気持ちです)。少しでも指導に携われたことを本当にうれしく思います。
自分が教えた技とはもうレベルが全然違っているのであれなんですけど、何か一つ、きっかけになったということは、自分自身がレスリングをやっていて良かったなと、指導していてよかったなと思うところです。
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