第106回全国高校野球選手権大会は9日に第3日が終了し、9試合で本塁打は0本だった。第3日を終えて本塁打がなかったのは、木製バットを使用していた第42回大会(1960年)以来、64年ぶりとなった。今春から導入された「飛ばない金属バット」などが影響しているとみられる。
今大会は酷暑対策により、暑い昼間を避けて朝と夕方に試合を行う「2部制」が導入され、第2、3日は例年の4試合から3試合に減らして開催された。第3日までの試合数が例年よりも2試合少ないため単純に比較はできないが、今春の選抜高校野球大会でも本塁打はわずか計3本(うち1本はランニング本塁打)にとどまり、金属バットがセンバツ大会に導入された75年以降、最少となっていた。
高校野球では今春、投手の受傷事故を防ぐことなどを目的に反発性能を抑えた新基準の金属バットが導入された。【牧野大輔】
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