決勝への切符をかけ、ドイツとの一戦に臨んだ卓球女子団体は、メダルの色を決める戦いとなりました。

第1試合のダブルスは、早田ひな選手(24)と平野美宇選手(24)のペア。

早田選手はけがをしている左腕に負担のかかるチキータレシーブでも点を取り、まずは1勝を挙げました。

続いて登場したのは、今大会エースポジションを任されている16歳の張本美和選手。
これまでの団体戦では負けなしです。

「いいよ楽しんで!頑張って!」と先輩2人からの激励を受け、試合へ臨みました。

しかし第1、第2ゲームと連取され第3ゲームも取られ、今大会、初黒星はストレート負けとなり、悔しさをにじませながらベンチに戻りました。

続く第3試合の平野選手は、ドイツに傾く嫌な流れを断ち切りました。

そして第4試合、起用されたのは、わずか35分ほど前に黒星を喫したばかりの張本選手でした。

序盤は相手に5点の大量リードを許すも、怒濤の8連続得点で一気にゲームを取りました。

第2ゲームは相手に一度もリードを許すことなく、ポイントを重ねて連取。
決勝進出に王手をかけました。

そして、見事勝利し、日本は決勝進出を決めました。

緊張から解放されたためか、涙をぬぐう張本選手。
第2試合の敗戦のショックを乗り越えました。

重圧に打ち勝ち、メダル確定の立役者となった張本選手は「(決勝は)1回負けたので、もう相手が誰だろうと、思い切り自分のプレーができるように頑張りたい」とコメントしました。

決勝は、王者・中国との対戦です。

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