メダル獲得への期待が集まる、女子100メートルハードルの田中佑美選手(25)。
上位2人までが準決勝に進出できる敗者復活戦に挑みました。
8月7日に行われた女子100メートルハードル予選では、12秒90で5着。
準決勝進出とはなりませんでした。
田中佑美選手:
12秒90というタイムは悔しいタイムではあるんですが、ネガティブに考え過ぎずに、あした(8日)の敗者復活戦も頑張りたい。
レース後は悔しそうな表情を見せましたが、端正な顔立ちと172cmの高身長に「見ほれてしまいます」「腹筋割れてるのカッコよすぎる!」などと、ネットはざわつきました。
注目が集まる中、いざ敗者復活戦のスタートラインに。
険しい表情で前を見つめていたものの、スタート直前にその表情は一変。
笑顔で何やらつぶやき、スタートポジションにつきました。
スタートから一気に飛び出すと、徐々に順位を上げ、そのままフィニッシュ。
果たして、上位2人に入れたのでしょうか。
田中は不安そうな表情を浮かべながら表示を待ちます。
そして、結果は…2着。
準決勝進出が決まった瞬間、共に走った選手と抱き合って喜びを分かち合いました。
田中佑美選手:
この準決勝のレースは混戦になることが分かっていたのですが、自分のペースを崩さないということをテーマに走りました。(レースの)中間、かなり競っているのは理解していたんですが、コーチに言われた『落ち着いて行け』という(言葉)が頭の中にガンガンガンガン回って、そのまま一生懸命ゴールしたという感じです。
気になるのはスタート直前のつぶやき。
どんな言葉を口にしていたのでしょうか。
田中佑美選手:
本当に厳しいレースが続いてきていて、そのときにいつも音が鳴ったら出る、あとは自分を信じて走るということをつぶやきながらほほ笑むようにしています。それを今回もやったという感じです。
あのつぶやきは自分の走りに徹するためのルーティンでした。
次に挑むのは、9日午後7時から行われる女子100メートルハードル準決勝です。
田中佑美選手:
こうやって獲得したチャンスを無駄にせず、精いっぱい楽しんで走りたいと思います。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。