パリ五輪の体操女子で、一度は勝ち取った銅メダルが幻となる悲劇が生まれました。
5日に行われた種目別ゆかの決勝。
ルーマニアのバルボス選手(18)の得点は13.700で3位につけました。
そして、最終演技者・アメリカのチャイルズ選手(23)の結果を待ちました。
結果、チャイルズ選手は13.666で5位となり、バルボス選手は3位を守り切り、喜びを爆発させました。
しかし、このわずか2分後、スコアチェンジの情報が入ってきました。
チャイルズ選手のスコアが13.766で変更され、銅メダルとなったのです。
バルボス選手は、順位が変わった掲示板を見てぼう然としてしまいました。
実は、チャイルズ選手の得点に疑問を持ったアメリカのコーチ陣が、即座に「インクワイアリー(問い合わせ)」と呼ばれる採点の見直しを要求。
そして、演技を見直した結果、チャイルズ選手の技の難易度が0.1ポイント上乗せされたのです。
このメダル喪失を受け、同じルーマニア体操界のレジェンド、ナディア・コマネチさんは「アスリートの感情をもてあそぶな」と怒りのコメントを投稿しました。
また、ルーマニアのチョラク首相が、閉会式のボイコットを表明するなど、事態は大騒動に発展しています。
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