米子市出身で東京オリンピックで入賞を果たした水泳元日本代表の武良竜也さんが八頭町の小学校で特別授業、児童たちに夢に向かって挑戦することの大切さを伝えました。

八頭町の船岡小学校、約130人の全校児童に迎えられたのは米子市出身の水泳元日本代表の武良竜也さん。
東京オリンピック競泳200メートル平泳ぎで7位に入賞するなどトップレベルで活躍し、2024年4月に引退を表明しました。
児童たちに夢に挑戦する大切さを学んでもらおうと招かれ、特別授業です。

競泳元日本代表・武良竜也さん:
「花形種目でオリンピック出るのは無理だよ。(と言われた)僕はそれでも何も思わずにやり続けた。だからこそ諦めなければ絶対できると思う」

コロナ禍ではスポンサー契約を打ち切られ、一時はアルバイトをしながら練習し、オリンピック切符を掴んだエピソードなど、自身の経験を交えながら、夢をあきらめないこと、周囲の人への感謝を忘れないことなどを伝えました。

このあと、児童たちはプールへ。
元日本代表が実技指導です。

競泳元日本代表・武良竜也さん:
「みんな目を凝らしてみといてね」

オリンピアンの圧巻の泳ぎに児童たちは大興奮。
目を輝かせてその動作を食い入るように見つめました。

武良さんはお手本を見せたあとバタ足や蹴伸びなど基本的な技術を指導。
泳ぐことや水に入る楽しさも伝えました。

児童:
「すごい筋肉でした。足をちゃんと伸ばすことが勉強になって嬉しかったです」「楽しかった。いつもよりできた」

競泳元日本代表・武良竜也さん:
「ここで何かを感じて、例えば水泳を始めてくれるのも嬉しいし、水泳じゃなくても夢を持ってやってくれる人が増えればよかったかなと全体を通して思います」

児童たちは、オリンピアンの背中から夢に向かって努力する大切さを学んだようでした。
現役を退いた武良さんは今後も地元・鳥取県で子どもたちに指導するなど後進の育成にも取り組んでいきたいと話していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。