名古屋のマンションで赤ちゃん2人の遺体が見つかった事件の裁判で、死体遺棄の罪に問われた母親について、検察側は29日、懲役2年を求刑しました。

 元風俗店従業員の入村恵被告(38)は、2016年ごろまでに出産した赤ちゃん2人の遺体をビニール袋に入れるなどし、当時住んでいた南区と中区のマンションに放置した死体遺棄の罪に問われています。

 これまでの裁判で弁護側は、入村被告が最後に遺体に触れたのが2017年9月で、死体遺棄罪の時効3年をすでに経過していると主張し、29日の裁判でも改めて裁判の打ち切りを求めました。

 検察側は「転居するたびに死体と直面する機会があるにもかかわらず、埋葬せずに長期間放置を続けていた」などとして、懲役2年を求刑しました。

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