埼玉県所沢市の住宅であった「闇バイト」による強盗事件で、埼玉県警捜査1課は28日、住所不定、会社員の森田梨公哉（りきや）容疑者（24）＝強盗致傷容疑などで逮捕＝を詐欺容疑で再逮捕した。
捜査関係者によると、森田容疑者は強盗事件に実行役として関わった後、指示役からの連絡を受けて、特殊詐欺で現金などを受け取る「受け子」をしながら逃走していたとみられる。埼玉県警は、特殊詐欺事件への強盗の指示グループの関与についても調べる。
逮捕容疑は9月30日～10月1日、埼玉県三郷市の70代女性の三男を装い、「大事な書類を送る場所を間違えたから、取り戻すためにお金が必要」などとうその電話をかけ、三郷市内の店舗駐車場で現金150万円とキャッシュカード3枚をだまし取ったとしている。
森田容疑者は「荷物を受け取ったが中身は知らなかった。逃げるために必要な何かが入っていると思っていた」と容疑を否認しているという。キャッシュカードはその後、別の人物に渡ったとみられ、現金が引き出されていた。
捜査関係者によると、森田容疑者は1日の所沢市の事件後、仙台、北海道、新潟などに移動。7日に新潟県内で身柄を確保された。【安達恒太郎】
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