宮城県産の生食用カキの出荷が解禁され、初日の10月28日は去年より1万円以上高い値段で取引されました。
28日朝、石巻市渡波の処理場では約130人の生産者がカキを次々にむいていきました。県産の生食用カキは例年9月29日が解禁日ですが、成育状況に合わせ調整しています。今シーズンは、海水温が高めに推移したことなどで解禁が1カ月遅れましたが、その後の成育は順調で身入りや味も良いということです。
宮城県漁協石巻湾支所 丹野芳広カキ部会長
「カキの状態も卵も抜けて身の方も良くなって、やっと自信をもって出せるカキになってほっとしています」
28日午後の初入札では、県内15カ所から出荷された約5.1トンのカキのむき身が並びました。初入札の結果、今年は入荷量が少なかったこともあり、10キロあたりの平均価格は4万2376円と、去年より1万1000円ほど高く取引されました。
今シーズンの生産量は去年より66トン多い920トンと見込まれ、出荷は来年6月まで続きます。
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