奈良市で2年前に起きた安倍晋三元首相銃撃事件で、殺人などの罪に問われている山上徹也被告(44)の第5回公判前整理手続きが22日、奈良地裁で開かれた。非公開で行われ、山上被告は出席しなかった。
手続きは裁判官と検察官、弁護人の3者が出席し、30分ほどで終わった。地裁によると、裁判員裁判で実施される公判に向けて争点や証拠の整理を進めた。次回の期日は未定という。
山上被告の弁護団は「証拠について従来通りの手続きを進めた。具体的な細目の話で大きな話はなかった」と話した。第2~4回の手続きには出席していた山上被告が今回は見送った理由は明らかにしなかった。【木谷郁佳】
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