19日午前6時ごろ、東京都千代田区永田町1の自民党本部近くで、「火炎瓶が投げつけられ出火している」と119番があった。
捜査関係者によると、警戒中だった警視庁機動隊の車両に、男性が火炎瓶のようなものを5本ほど投げつけ、炎上したとみられる。
男性は現場からワンボックスカーで逃走し、首相官邸の敷地に突入しようとしたが、警備用の柵にぶつかって停車した。
都内の50代男性会社員は、いつも通り周辺を散歩していると、首相官邸前で、警察車両が複数台止まり、規制線が引かれているのに出くわした。
男性は「物々しくて何が起きたのかと思った。衆院選のさなかの事件で驚いた。最近は選挙のたびに政治家が狙われる事件が続いていて、日本も物騒になっている」と話した。【山口智】
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