車両が突っ込んだとの情報がある首相官邸前を調べる警察官ら。白いワゴン車がとまっていた=東京都千代田区で2024年10月19日午前6時50分、山口智撮影

 19日午前6時ごろ、東京都千代田区永田町1の自民党本部近くで、「火炎瓶が投げつけられ出火している」と119番があった。

 捜査関係者によると、警戒中だった警視庁機動隊の車両に、男性が火炎瓶のようなものを5本ほど投げつけ、炎上したとみられる。

 男性は現場からワンボックスカーで逃走し、首相官邸の敷地に突入しようとしたが、警備用の柵にぶつかって停車した。

 都内の50代男性会社員は、いつも通り周辺を散歩していると、首相官邸前で、警察車両が複数台止まり、規制線が引かれているのに出くわした。

 男性は「物々しくて何が起きたのかと思った。衆院選のさなかの事件で驚いた。最近は選挙のたびに政治家が狙われる事件が続いていて、日本も物騒になっている」と話した。【山口智】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。