日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞決定から一夜明け、平和祈念像に祈りを捧げる人たち=長崎市で2024年10月12日午前10時35分、吉田航太撮影

 核兵器のない世界に向けた取り組みが評価され、ノーベル平和賞に選ばれた日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が12日、東京都内で記者会見を開いた。オンラインを含め8人の役員が参加した。

 代表委員の田中熙巳(てるみ)さん(92)は「受賞を聞いた時、本当かいなということで、今朝になって本当かと思ってうれしくなった」と喜びを語った。

 長崎からオンラインで参加した代表委員の田中重光さん(83)は「昨日は最高の日だったと思います。先輩たちに感謝し受け継いで、私たちは新しい道を歩んだんだなと思います」。広島からオンラインで参加した代表委員の箕牧(みまき)智之さん(82)は「思わずほっぺたをつねってしまいました。日本被団協、万歳」と声を弾ませた。【春増翔太、椋田佳代】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。