初めての地方での公務で佐賀県を訪問している天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは、佐賀城の「本丸歴史館」を訪問されました。
11日に佐賀入りした愛子さまは夕方、佐賀城の「本丸歴史館」を訪れ、佐賀出身の佐野常民が日本赤十字社を創設した理念を紹介する寸劇を鑑賞し、「人間を救うのは人間」というせりふに深く頷かれ、佐野常民を演じた役者に「演劇されるときに心掛けていらっしゃることは?」などと問いかけられました。
日赤の新入社員の愛子さまは、入社後最初のテストに「佐野常民」が出題された経験もあり、「大変迫力があって感動しました」と感想を伝えられました。
訪問の数時間前には、敷地内で刃物を持った男が逮捕される事件がありましたが、日程に変更はなく、愛子さまを歓迎する多くの人たちに車の窓を開け、笑顔で手を振られました。
愛子さまは12日、日赤の施設などを視察した後、帰京されます。
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