東京税関成田支署と成田国際空港署は11日、タイから大麻約16キロ(末端価格約8000万円)を密輸したとして、スペイン国籍の無職、ケサダ・ラオ・カルロス容疑者(37)を大麻取締法違反(営利目的輸入)容疑などで逮捕、送検したと発表した。
逮捕容疑は、9月20日、乾燥大麻をスーツケースに隠し、タイ・バンコク発成田行きの旅客機で国内に持ち込んだとしている。大麻は乾燥した花の部分でビニールの圧縮袋で三重に包まれていたが、手荷物検査場で麻薬探知犬のモモタロウ号(雄、2歳)に嗅ぎ当てられた。「自分で使用したり売ったりしようと思った」と容疑を認めている。同支署によると、過去20年で同空港で旅客の手荷物から押収した大麻としては、2023年9月の24キロに次ぐ量という。【合田月美】
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