日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞の受賞決定から一夜明けた12日、被爆地・広島では平和や「核なき世界」への願いが改めて広がった。
広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)理事長の佐久間邦彦さん(79)はこの日朝、広島市の平和記念公園にある原爆慰霊碑を訪問。死没者たちに受賞決定を報告し、黙とうをささげた。
広島原爆投下後に降った「黒い雨」の被害を訴え、核廃絶を求め続けてきた佐久間さん。「昨晩は興奮して寝られなかった。この受賞を亡くなった被爆者と一緒に喜びたい。次は慰霊碑に核が廃絶されたことを報告したい」と報道陣に語った。【山本尚美、武市智菜実】
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