第54回那覇大綱挽まつりが12~14日に開かれる。大綱挽行列(うふんなすねーい)と那覇大綱挽は13日にある。本番を前に那覇市の知念覚市長と那覇大綱挽保存会の呉屋守將会長が11日、大綱の製作現場となっている那覇軍港を訪れ、仕上がりを確認した。
大綱は男綱、女綱合わせて全長計160メートル、重さ32トン、直径1メートル40センチで、手綱は200本。8月末ごろから準備を始めた。天候不良の影響で例年より製作期間が十分に取れなかったが、作業は順調に進んでいるという。
知念市長は1971年、那覇大綱挽が平和と復興の象徴として「10・10空襲」と同じ日に復活したことに触れ「空襲から80年がたつ。平和への思いを胸に刻みながら綱を引いてほしい」と話した。
同会の呉屋会長は「皆さんの尽力のおかげで大綱が出来上がった。関係者の思いを大綱挽に託して本番を心待ちにしたい」と期待した。(社会部・玉城日向子)
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