無罪が確定した袴田巌さん(88)の弁護団は、判決内容に強い不満を示した検事総長の談話の撤回を求めました。

袴田巌さんは、1966年に静岡県で一家4人が殺害された事件のやり直しの裁判で、無罪が確定しました。

これについて検事総長が談話を発表し、控訴を断念すると表明した一方、「捜査機関による証拠のねつ造と断じたことには強い不満を抱かざるをえない」「到底承服できない」などと強い憤りを示していました。

袴田さんの弁護団はこの談話について、「巌さんを犯人視することで名誉毀損になりかねない」などとして、最高検察庁に撤回を求める要請書を提出しました。

弁護団は、検事総長が袴田さんに直接、謝罪することも求めています。

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