荒れ狂う海で撮影されたのは、座礁した船にロープ1本で助けに向かう海上保安本部の隊員。
緊迫の救助の瞬間です。

船体の後ろは、すでに海に沈んでいます。

漁船には、取り残された9人の乗組員。

果たして、無事に全員を救助できたのでしょうか。

10月3日午前0時過ぎ、島根・松江市美保関町の海岸。

総トン数145トンのカニ漁のはえ縄漁船「第八十八興洋丸」が、岩場で座礁。

日本人7人、インドネシア人2人のあわせて9人の乗組員が取り残されたのです。

白波が押し寄せる荒れた海。
駆けつけた海保の隊員が、船に渡したロープをするすると渡っていきます。

まさに身一つでの救助です。

乗組員を岩場まで運ぶと、今度はヘリから隊員が降り立ち、無事に全員を救助。

4人が病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。

海保は、乗組員から事情を聴くなどして事故の原因を調べています。

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