アピール文を読み上げる日本被団協の和田征子事務局次長=東京都千代田区神田駿河台で2024年10月10日午前11時53分、椋田佳代撮影

 今年のノーベル平和賞に日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が選ばれた。11日の発表直後からSNS(ネット交流サービス)上には歓喜の声が広がった。

 日本の受賞は1974年の佐藤栄作元首相以来50年ぶり。「ノーベル平和賞」「日本被団協」などが早速、X(ツイッター)でトレンド入りした。

 日本被団協は長年にわたり、被爆者の立場から核兵器廃絶を訴えてきた。Xでは「素晴らしい」「本当にすごい」「泣けます」とその努力をたたえる声が上がった。

 今年2月にはサッカーJ1サンフレッチェ広島のホームスタジアム「エディオンピースウイング広島」がオープンし、今月14日にJ2V・ファーレン長崎の本拠地「ピーススタジアムbySoftBank」も開業する。

 くしくも被爆地の両都市に、ピース(平和)の名を冠した競技場が生まれる年の受賞となり、「なんという巡り合わせ」「長崎人としてこの上ない喜び」といった投稿もあった。【デジタル報道グループ】

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