天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが視察予定の施設敷地内で折り畳みナイフを所持したとして、佐賀県警は11日、山口県防府市、自称無職の男性(80)を銃刀法違反容疑で現行犯逮捕した。調べに対し「刃物を持ち歩くことが悪いことと理解しているが、人を傷つけるために持っていたわけではない」と容疑を一部否認しているという。
逮捕容疑は11日午前11時半ごろ、佐賀市城内2の佐賀城本丸歴史館の敷地内で刃渡り約8・5センチの折り畳みナイフを所持したとしている。
県警によると、施設の職員が不審な動きをしている容疑者を発見。警戒中の警察官が職務質問をして所持品を調べたところ、持っていたリュックの中から折り畳みナイフが見つかったため、その場で逮捕した。
逮捕の30分後には愛子さまを乗せた車が現場近くを通行しており、愛子さまは11日夕にこの施設を視察された。捜査関係者によると、男性容疑者は1人で現場を訪れていたとみられ、県警は動機などについて詳しく調べる方針。【五十嵐隆浩】
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