長崎市の鈴木史朗市長は、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞に選ばれたことについて「会員の皆さまの訴える壮絶な被爆体験に基づいた核兵器の非人道性は、国際世論に大きな影響を与え、広島、長崎に続き核兵器が使用されることを防ぐための大きな力になるとともに、2021年1月に発効した、『核兵器禁止条約』誕生の源となりました。今回の受賞は、平均年齢が85歳を超える被爆者の皆さまの長年の地道な取り組みが世界に認められた証しであり、混迷を極める現下の国際情勢の中で、『核兵器のない世界』の実現に向け、世界が大きくかじを切る契機となることを期待しています」とコメントした。【池田真由香】
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