岩手山の噴火警戒レベルが2に引き上げられてから1週間となった10月9日、気象庁の機動調査班による火山活動の現地調査が始まりました。

岩手山で調査を行ったのは仙台管区気象台と盛岡地方気象台の職員合わせて6人です。

9日は滝沢市の馬返し登山口から山頂に向けて出発しました。

機動調査班では毎年、山頂や想定される火口が複数ある大地獄谷付近で調査をしていますが、今回は9月に天候不良でできなかった山頂付近の地面や地中の温度の測定をします。

また噴気の勢いや量・においに変化がないかなども観測し、これまでの調査結果と比較するということです。

盛岡地方気象台 濱浦俊悦防災管理官
「温度が高いところが観測されるということは、熱源が上昇しているとの判断につながるので重要と考えている」

岩手山は10月2日に噴火警戒レベルが2に引き上げられ登山道は全て閉鎖されていますが、調査班では「人が住んでいるところは今のところ影響がないので普段通り生活してほしい」としています。

調査は10日まで行われます。

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