国立感染症研究所は8日、呼吸器感染症の「マイコプラズマ肺炎」の患者が9月23~29日の1週間に全国の定点医療機関から788人(速報値)報告されたと発表、現在の集計方法になった1999年以降の最多を更新した。1医療機関当たり1・64人で前年同期比41倍だった。6月ごろから患者の報告数が増加傾向にある。
マイコプラズマ肺炎は「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染して発症する。飛沫感染や接触感染で広がり、2~3週間の潜伏期を経て、発熱やだるさ、頭痛、長引くせきなどの症状がみられる。多くの人は軽い症状で済むが、一部は肺炎になるなど重症化する。子どもの患者が多いが、大人もかかる。(共同)
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