宮城県の東北電力女川原発。手前右が2号機=2023年2月

 東北電力は7日、女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機の再稼働について、原子炉を29日に起動する方針を原子力規制庁に伝えた。2011年の東日本大震災の被災原発として初めてで、東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)として初となる。

 東北電によると、原子炉内の核分裂を抑える制御棒を引き抜く作業を始め、原子炉を起動する。その後、11月上旬に発電と送電を始め、12月ごろに営業運転の開始を予定している。

 女川原発は東日本大震災で、定期検査中だった2号機を含め全3基が停止した。(共同)

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