アジア太平洋地域9カ国24都市の市長らが一堂に会する「アジア太平洋都市サミット」が22~24日、鹿児島市で開かれる。会議は「ニューノーマル時代下での『つながる』都市政策」がテーマで、参加都市の発表や意見交換がある。同市の下鶴隆央市長は「コロナ下で往来が途絶し、ICT(情報通信技術)の活用が加速した。ニューノーマル時代下で発展していくまちづくりについて議論を深めたい」としている。
サミットは福岡市の提唱で1994年に第1回が同市であり、原則2年に1度開催して今回が14回目となる。海外からは中国・大連▽マレーシア・イポー▽パキスタン・ペシャワル▽フィリピン・マニラ▽韓国・釜山広域▽シンガポール▽タイ・プーケット▽ベトナム・ハイフォン――などが参加。国内は鹿児島、福岡、熊本、宮崎の各市など。
22日に歓迎レセプションがあり、23日に本会議がある。同日は石垣和子・国連ハビタット福岡本部長の基調講演のほか、人口変動や気候変動などを踏まえたまちづくりについてのセッションもあり、公募の計約80人が傍聴する。24日は桜島などを視察する。
サミットを記念し、鹿児島市は「海外の人に自慢したい鹿児島市」にふさわしい写真を募集。約300点の応募があり、平川動物公園から見る桜島とキリンがいる風景など10点が入賞作品に選ばれた。サミット会場での案内看板やパネリストのネームカードとして使われる。【梅山崇】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。