福井銀行は25日、2024年4〜9月期の連結純利益が前年同期比約3倍の54億円になったようだと発表した。従来予想から32億円引き上げた。貸出金利息や役務取引等利益が予想より伸びたほか、過去の債権回収により取り立て益が利益を押し上げた。
経常利益は同2.2倍の62億円になったようだとした。従来予想から27億円引き上げた。取引先の事業支援に注力したことで金利交渉が予想より堅調に推移した。23年から進めた野村証券との金融商品仲介業務は個人の投資への関心が高まっている環境も後押しして契約件数が堅調に推移し、役務取引等利益が計画を上回った。
25年3月期の通期予想は経常利益が前期比5%増の59億円、純利益が8%増の40億円で従来から据え置いた。同行は通期の見通しについて精査中としている。
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