フォルクスワーゲンのウィンターコルン元会長(ゲッティ=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れ問題で、不正を知りつつ情報を速やかに開示しなかったとして詐欺罪などに問われたウィンターコルン元会長は4日、北部ブラウンシュワイクの裁判所での公判で起訴内容を否認した。地元メディアが報じた。  規制逃れ問題は2015年9月に発覚。元会長は発覚時のVWトップだった。株価の維持を狙って公表を意図的に遅らせたとする相場操縦の罪のほか、議会の調査委員会で不正を認識した時期を偽ったとする偽証罪にも問われている。  検察は、元会長が14年5月には不正を把握していたと指摘し、元会長が問題発覚前に不正を知っていたかどうかが争点。


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