大野市の麻那姫湖のほとりに立つ麻那姫像の雪囲いが、8日取り外され、満開のサクラに出迎えられ4カ月ぶりに姿を現しました。
大野市の真名川ダム、通称・麻那姫湖に立つ麻那姫像、高さ3.5メートルの像は全身が金箔で覆われているため、冬の間、雪で傷まないよう雪囲いで守られています。
この冬は雪が少なかったため、例年より2週間ほど早い囲いの撤去となりました。少しずつシートを外していくと、金色に輝く麻那姫像が姿を現しました。
麻那姫はその昔、大干ばつから村人たちを救うため、真名川に身を投げたとされる伝説のヒロインです。周辺には、麻那姫の春の目覚めを喜ぶようにサクラが咲き誇っています。「春の里」ともいわれるこの湖畔のサクラは、今がまさに見ごろ。4月に入って暖かい日が続き、例年より3週間ほど早く開花したそうです。
満開のサクラに出迎えられた麻那姫は、微笑んでいるようでした。
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