秋田県の新たな県立体育館の整備費を増額することが盛り込まれた補正予算案が20日、12月県議会で可決され、佐竹知事は「計画通り2028年の開館にめどが付いた」と述べました。
12月県議会最終日の20日、本会議が開かれ、一般会計の総額で41億円余りの補正予算案が賛成多数で可決されました。予算には、資材価格の高騰などで入札が取りやめとなった新しい県立体育館の整備費の増額分として、110億円を将来支出することが盛り込まれています。
これを受け、県は20日午後3時ごろ、新県立体育館の整備事業の入札を再び公告しました。建設費が増額されたことで、県は事業者の選定が進むと見込んでいます。
佐竹知事は、議会終了後の会見で「110億円を増額した中で収まり、何とか通るかなと思っています。新たな体育館も様々な使い方ができるようになるので、県民の皆さんに活用してもらいながら、秋田のスポーツ振興や活性化に役立ててほしい」と述べました。
県立体育館の整備は、プロバスケットボールB1秋田ノーザンハピネッツが新しいトップリーグ「Bプレミア」に参入する条件の1つで、12月26日に審査されます。
佐竹知事は「何とか頑張ったから、Bリーグもこれを尊重して入れてほしい」と期待を寄せました。
整備事業者は2025年3月に決まる見通しです。
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