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 13日に行われる世界野球プレミア12の日本初戦まで、あと1週間となりました。左の中継ぎエースとして期待されるロッテ・鈴木昭汰投手(26)をヒロド歩美キャスターが取材しました。

■投球フォームにも変化が…

 鈴木投手は、2020年にドラフト1位で入団。先発投手として期待されるも、思うような結果を出せませんでした。

 しかし、今年は中継ぎに転向すると、開幕から27試合連続自責点0。防御率はなんと0点台。一気に侍ジャパンまで上り詰めました

ヒロドキャスター
「なぜ、その変化につながったと思いますか?」 鈴木投手
「僕、ヨガやっているんですけど。力を入れるタイミングや力感をテーマに取り組んでいたので、それが自分の中でうまくハマったというか」

 ブレイクの裏にあったのはヨガ。今年から毎日欠かさず30分間行っています。ヒロドキャスターも体験しました。

ヨガトレーニングを体験するヒロドキャスター この記事の写真 鈴木投手
「重心をこっちに持っていって…」 ヒロドキャスター
「く〜めちゃくちゃおなかに力が!」
「ここ(ふとももの裏)伸びます、ここ(太ももの内側)伸びます。おなかにすごい力入ります。じわっと汗が…」 鈴木投手
「ヨガで腹圧のかけ方とか呼吸を意識して、それを投球フォームと連動させる」

 ヨガで鍛えた力を生かすため、鈴木投手は今シーズン新たな投球フォームに取り組んでいました。

 去年までの投球フォームは、背筋がまっすぐのまま投球動作に入っています。

 一方、今年はというと、少し前かがみになってから投球動作に入ります。

鈴木投手
「真っ直ぐではなくて、(体を)少し傾けておなかに力を入れて。股関節にハマりやすくしてから投げる」

 ヨガで鍛えた体幹を意識することで、むだな力が抜け、コントロールが安定したと言います。

鈴木投手
「今まで100の力で投げていたら、ボールが散らかっていたんですけど、今は100の力でコントロールできるようになった」

 プレミア12でも左のリリーフとして、日本を勝利に導くピッチングに期待がかかります。

鈴木投手
「世界一を獲るために選ばれたメンバーだと思うので、チームの勝利に貢献できるように1試合1試合頑張りたいなと思います」 ヒロドキャスター
「私もヨガを体験しましたが、見た目以上に大変でした。実はこのヨガトレーニングは、去年のシーズンが終わってから、パドレス・松井裕樹投手に弟子入りした時に直接教えてもらったそうです。『ピッチング以外にもいろんなことを多く吸収し、それが今シーズンの自信につながった』と話していました」 世界野球プレミア12 開幕戦 日本vsオーストラリア
11月13日(水)よる6時30分 テレビ朝日系列にて生中継 ※一部地域を除く

(「報道ステーション」2024年11月6日放送分より)

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