バドミントン世界一の国・地域を決める男女別の団体戦「トマス杯・ユーバー杯」が27日(土)に開幕する。
25日(木)、日本代表が中国・成都への出発前に空港で取材に応じた。
桃田賢斗は、このトマス杯を最後に日本代表を引退することを表明してから1週間。
「お疲れ様でした」というたくさんのメッセージをもらったというが、代表引退についてはまだ実感は湧いていないという。
トマス杯に初出場したのは2014年大会。日本代表として初めての「優勝」を経験した。
代表10年の「集大成」と語る今大会、「自分のすべてを出し切り、男女ともにチーム一丸となって、両方優勝できるように頑張っていきたい」と意気込んだ。
2016年からA代表の男子キャプテン・保木卓朗は「有終の美を飾らせてあげたい」と、桃田の代表ラスト大会に向け、力強く話した。
世界ランキングでシングルス4番手の桃田は、第3シングルスでの出場となる。
これについて保木は、「第3シングルで桃田選手が待っていてくれるというのは、序盤の方に出る選手にとってはすごく心強い」と桃田へ絶対的信頼を寄せている。
最後に「今回は世界一を本気で狙いにいきたい」と力強く語った。
女子キャプテンの奥原希望は、
キャプテンとしては「特にやることはないかな」と前置きし、「『思いっきりみんなやっておいで』と背中を押す役割なのかなと思っている」とメンバーに信頼を置いている。
女子シングルスは奥原を始め、山口、大堀という経験豊富なメンバーに高校3年生の宮崎友花が名を連ねる。
今回の日本チームは「若い力も入ってフレッシュな雰囲気もあるので、全体的には明るくていい雰囲気」とのこと。
バリ五輪レース最後の大会を終えてまだ日は浅いが気持ちの面でどうかと問うと、
「私の中ではユーバー杯までしっかり見ていたので特に気持ちが沈むことなく、コンディションも含めて維持、もしくは上げていけている」と団体戦に対する強い想いもうかがえた。
一方、チーム最年少の宮崎友花(高3)は、日の丸を背負って戦う緊張感や、期待されていることに不安をのぞかせながらも、
「最年少だからこそチャレンジできるところはチャレンジしていきたい。チームの一人として、チームに貢献できるように頑張ります」と最後は力強く意気込んだ。
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