#1から続く

サッカー・元日本代表で現在は、Jリーグ特任理事の小野伸二さんが講師として全国を巡回する小学生を対象にしたサッカー教室「Jスマイルフットボールツアー」が、あす(26日)、天童市の県総合運動公園で開催される。
山形での開催ということで、あすはモンテディオ山形のクラブコミュニケーター・岡崎建哉さんも小野さんと一緒に講師を務める。


<リーグ戦・モンテディオ山形について>

山形のサッカーといえば、リーグ戦が佳境を迎えるなか、現在6連勝と絶好調のモンテディオ山形。

Q.岡崎さん、山形の6連勝についてどう見ていますか?
「シーズン初めは少し苦しんだが、そこでチームとして崩れることなくやり続けた結果が今こういう順位にいることにつながっているのかな…と思います」

10月20日に行われた第35節。山形は勝てばJ1昇格が決まる2位の清水との対戦。
後半30分に清水に先制されるが、そこから山形の怒涛の逆転劇が始まる。
後半35分に高橋の今シーズン10ゴール目で同点に追いつくと、さらにその7分後、小西の正確なクロスを後藤優介が頭であわせた。
山形は2対1で逆転勝利し、今シーズン最多の「6」連勝を飾った。

Q.小野さん、山形と清水の試合いかがでしたか?
「アウェイの清水も勝てばJ1が決まるという環境の中、よく逆転して勝ったなと。難しい試合だったと思います」

小野さんが出演する月曜夜放送中の番組「MONDAY FOOTBALLみんなのJ」で、小野さんが選手の好プレーを紹介する「伸二のベタ褒め」というコーナーがあります。ということで、清水戦の中で「ベタ褒めプレー」を選んでもらいました。
前半32分のシーン。清水の決定機をキーパー後藤が左手1本ではじき出した。

Q.小野さん、これはどこがすごいのでしょうか?
「やっぱりここで止めたことが逆転勝利につながったと思いますし、簡単じゃないですし、最後の最後までしっかりとボールを見て、左手1本で止めた。このセーブというのは、ホントに選手たちを勇気づけましたよね。あそこで入っていたら全然変わりますから」

「ベタ褒め」いただきました。
リーグ戦は残り3試合、どんなプレーを見せてくれるのか楽しみです。現在の順位を見ていきます。

山形は第35節を終えて、勝ち点「57」で現在7位。昇格プレーオフ圏内6位とは勝ち点差「1」。
4位の千葉から6位の仙台まで勝ち点「58」で並んでいるため、残り3試合で大きく順位が変わる可能性がある。

Q.小野さん、J2リーグは残り3試合、プレーオフ争いは大混戦となりそうね。
「どのチームも緊張感を持っていると思いますので、どんな試合が見られるか楽しみにしています」

Q.岡崎さん、プレーオフ進出にむけてモンテディオ山形はどんな風に戦っていきたいですか?
「目の前の1試合に全力で、決勝戦のようなつもりで戦いことがプレイオフへの近道だと思いますし、J1に行くために必要なことだと思います」

山形は27日(日)にホームで13位の熊本と対戦します。午後2時、キックオフ。スタジアムで選手たちにエールを送ろう。
そして今回、小野さんに来ていただいたということで、山形でサッカーを頑張「SFCジェラール」の子どもたちに、小野さんに聞きたいことをインタビューしてきました。

Q.1人目は試合中にトラップができなくて困っているという男の子。小野さんといえば、ピタっと止まるトラップですが、「トラップが上手くいくコツ」を教えてください。
「小学生の時うまくなかった。そんな心配することはない、毎日練習する過程でコツをつかめると思うので、今は気にすることないと思います」

Q.2人目は、小野さんのような日本代表になりたいという男の子。小野さんのようになるためには「小学生のころ何をしたらいいのか」教えてください。
「僕を目指さないでください。もっともっと上の選手たちが今はいるので、選手たちをしっかり見て、自分に何が足りないか何をするべきか考えて練習に励んでほしいなと思います」

あこがれの小野さんからアドバイスをいただき、その言葉を励みに子どもたちが練習を頑張ってくれるといいですね。

それでは、最後にあらめてあすのサッカー教室への思い・意気込みを教えてください。
小野さん「子どもたちが楽しんで、笑顔で終わることを目標に頑張っていきたいと思います」
岡崎さん「楽しみながら、僕自身も小野さんからたくさんのことを学んでいきたいと思います」

小野さん、岡崎さん、ありがとうございました。

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