プロ野球の日本シリーズ開幕を翌日に控えた25日、ソフトバンクの小久保裕紀監督が第1戦の行われる横浜スタジアムで記者会見を開き、ひと味違う「意気込み」を示した。
念頭にあったのは大谷翔平選手と山本由伸投手のドジャースがヤンキースと対戦する米大リーグのワールドシリーズ(WS)だ。大谷も山本も自身初の世界一に挑むが、時差の関係で日本では26日から、午前にワールドシリーズが始まり、ナイターで日本シリーズが行われる。
小久保監督は「ワールドシリーズとかぶるので、これは本当に笑い事じゃなくて、その責任ということも感じます」。その上で「皆さんにお願いしたいのは、『ここは日本』ということ。(日本一を争う舞台に)値するゲームをしないといけない。(そうしないとメディアでの)扱いが大きくならないと思う。そういう思いもあります」と語った。
また、「日本シリーズは一番のひのき舞台、大舞台」と自らの考えを力説。「(日本の)野球界に育てられ、野球界に恩返しをしていくという点では、恥ずかしくない、(日本シリーズに)ふさわしいプレーをすることが大事だなと思います」と決意を語った。
ソフトバンクは2014年からの10年間で日本シリーズには6回出場。このうちソフトバンクを2敗まで負けさせたのは、今回と同様に3位から勝ち上がった17年のDeNAだけだ。過去3年間は、セパの王者同士で緊迫した好ゲームが続いた。今年はどうなるか。【林大樹】
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