パリパラリンピックの感動と興奮を鮮明に覚えている方も多いと思う。車いすラグビーで金メダルを獲得した橋本勝也選手に県民栄誉賞が贈られた。

10月25日福島県庁で授賞式に臨んだ橋本勝也選手。
福島県・内堀雅雄知事:「橋本選手、おめでとうございます」

福島県三春町出身の橋本選手は、日本代表としてパリパラリンピックで5試合すべてに出場。チーム最多の79得点で日本初の金メダル獲得に大きく貢献した。

県民栄誉賞の受賞は、俳優の西田敏行さんに続き5人目。表彰式ではこんなサプライズも…
内堀知事:「どうぞ」
橋本選手:「ええ~、ええ~!」
小学生の時に担任を務めた山崎恵子さんがお祝いに駆け付けた。

小学1年生の頃、体育の授業を眺めていた時に山崎さんにかけられた言葉が橋本選手の原点だったという。
山崎さんは「やらずに諦めるというのはちょっと残念だなと思ったので(車いすから)降りてやってみればいいんじゃないって、誘いかけはしたんですね」という。
橋本選手は「そういう(運動する)選択肢もなかった。かつ車いすから降りて行動することに少し恥じらいがあったといいますか、そんななか、その一言があったことで自分自身で殻にこもっていた部分を破ることができましたし…」と当時を振り返る。

4年後のロサンゼルス大会での連覇を誓う橋本選手。これからも「一歩」を踏み出す勇気を与えられる選手であり続けたいと話す。
「橋本選手が頑張っているから私も頑張ろう僕も頑張ろう。そういった思いが芽生えるようなそんな選手を目指して、今後も頑張って行きたいなと思っています」

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