米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(29)の元通訳、水原一平容疑者(39)の違法賭博事件で、米ロサンゼルスの連邦地裁は、水原容疑者が日本時間13日に同地裁に出廷する見通しと明らかにした。水原容疑者は3月20日に韓国・ソウルで開催されたドジャースの開幕シリーズ以降、動静がほとんど明らかになっていない。司法取引で容疑を認める方針とも報じられており、法廷でのやり取りなどが注目される。
問題が発覚した3月20日、ソウルでパドレスとの開幕戦を戦っていたドジャースから解雇されて以降、水原容疑者は3週間以上にわたって表舞台に姿を現していない。
米ニューヨーク・タイムズ紙は、水原容疑者が韓国からカリフォルニア州へ戻った際、飛行機から降りたところで当局に呼び止められたが、逮捕はされなかったと報じている。
水原容疑者は、違法賭博の借金を返済するため、大谷選手の口座から胴元側に1600万ドル(約24億5千万円)以上を不正に送金したとして、銀行詐欺容疑で連邦地検から訴追された。
同紙は、水原容疑者が捜査当局との司法取引に応じ、大谷選手の資金を盗んだことを認める方針だと、複数の関係者の話として報じている。
水原容疑者が正式に起訴され、有罪評決が出れば、最高で禁錮30年が科される可能性があるという。
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