来年春のセンバツ出場が有力となった。秋の高校野球東北大会の準決勝で、聖光学院が山形中央と対戦し7対1で勝利した。
◇秋季高校野球東北大会・準決勝◇10月18日・ヨークいわきスタジアム
<聖光学院 7-1 山形中央>
強豪の仙台育英を破り、準決勝に進んだ福島第1代表の聖光学院。
山形第3代表・山形中央との一戦は随所に聖光らしさが光る展開となった。
3回2アウト1・3塁のチャンスに、バッターは夏の甲子園にも出場した菊地。
「ちょっと詰まったかなと思ったんですけど、うまく良いところに飛んでくれて良かったです。先制とれてほっとしたという感じです」と話した菊地政善選手がタイムリー。続く竹内もタイムリーヒットを放ち、2点を先制する。
その後もランナーを確実に得点圏に進めてヒットで返す、勝負強いプレーで毎回得点を重ね、6回までに7点のリードを奪う。
投げては左のエース・大嶋がコースをつく丁寧なピッチング。山形中央打線を抑え、9回1失点の好投をみせた。
最後まで主導権を握った聖光学院。福島県が会場となった秋の東北大会で、3年ぶりの決勝進出を決め、来年春のセンバツ出場が有力となった。
聖光学院・斎藤智也監督は「相手のピッチャーがちょっとやそっとでは打てないという覚悟が、うちの選手の開き直りになったのかなと。想定以上にいい攻撃をしてくれたなと思いますね」と話した。
春のセンバツの東北地区の出場枠は3枠、秋の大会の結果や試合内容が選考条件なので、決勝に進んだ2チームは出場最有力候補になる。
青森山田と花巻東の準決勝第2試合は、雨で19日に順延となった。どちらが聖光学院の相手となるのか、決勝は20日ヨークいわきスタジアムで行われる予定。
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