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【MLB】メッツ − ドジャース(10月17日・日本時間18日/ニューヨーク)

【映像】大谷、超特大ムーンショットで見せた“決めポーズ”

「1番DH」で先発出場した大谷翔平投手が第1打席で先制ソロ本塁打を放った。前日の第5打席から2打席連発で自身にとってはこれがポストシーズン3本目。ポストシーズン3本塁打は松井秀喜(ヤンキース)以来、日本人としては史上2人目となる。打球速度は117.8マイル(約189.6キロ)、飛距離422フィート(約128.6メートル)の超高速アーチだった。

メッツとのナショナル・リーグチャンピオンシップ。2勝1敗と勝てばワールドシリーズ進出に王手をかける大事な一戦で、大谷のバットが火を噴いた。先頭打者として打席に立つと、メッツ先発キンタナの2球目をフルスイング。打球は一瞬でライトスタンドに飛び込み、メッツの外野陣も一歩も動けない驚異の打球速度で中段に着弾した。

ドジャース移籍1年目の今季はレギュラーシーズン159試合に出場し、打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036をマーク。リーグをまたいでの2年連続本塁打王に、自身初の打点王、MLB史上初となる「50‐50(50本塁打50盗塁)」達成と記録づくめのシーズン。チームも3年連続で地区優勝を果たし、大谷にとっては渡米7年目にして初のポストシーズン進出も果たした。

ポストシーズンでは第1戦で同点3ランを放つと、シーズン終盤から見せている驚異の勝負強さを発揮。ここまで打率.226、2本塁打、8打点、6得点とスタッツだけを見れば物足りない数字が並ぶが、得点圏では6打数5安打、打率.833、2本塁打、8打点と驚異の成績を残している。

前日の第3戦でも第5打席に勝負を決める特大3ランを放つなど、その勝負強さは相変わらず。この本塁打でポストシーズン3本塁打。日本人選手のポストシーズン通算本塁打は松井秀喜が10本でトップに立つが、大谷はそれに次ぐ2位に躍り出た。なお、単年でのポストシーズン日本人本塁打記録は2009年に松井が記録した4本。この数字にもあと1本と迫っている。

「勝利」にこだわりドジャース移籍を決めた大谷にとって、移籍1年目から訪れたワールドシリーズ王者を掴むチャンス。大谷のバットが、世界一を目指すチームを牽引し続けている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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