バレーボール男子日本代表の次期監督に、2021年の東京オリンピックで監督としてフランスを金メダルに導いたロラン・ティリ氏(60)の就任が最有力となっていることが関係者への取材で明らかになった。日本協会は理事会で承認を得た上で、今月中にも正式決定する。
ティリ氏は、今夏のパリ五輪で指揮を執ったフィリップ・ブラン監督(64)と同じフランス人。フランス代表監督は東京五輪限りで退任し、現在はSVリーグ・大阪ブルテオン(旧パナソニック)の監督を務めている。
男子日本代表は、12年ロンドン、16年リオデジャネイロ両五輪は予選敗退し出場を逃したが、17年にブラン氏がコーチとして就任してから徐々に力を付け、東京五輪は29年ぶりの8強入りを果たした。パリ五輪直前には世界ランキングを2位まで上げたが、本番は準々決勝のイタリア戦でフルセットの末に惜敗した。
関係者によると、国際大会の実績や海外へのパイプがある外国人監督を軸に、ブラン氏の後任選考を進めていた。【小林悠太】
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