福岡、大分、熊本の3県で11~14日に開催された自転車の国際ロードレース「マイナビ ツール・ド・九州2024」は14日、福岡県の岡垣町や宗像市を舞台にした約140キロのコースでフィナーレを迎えた。福岡ステージのゴール地点となった宗像大社(宗像市)の沿道には大勢の観客が集まり、猛スピードで駆け抜ける選手たちのフィニッシュを見守った。
レースは岡垣町をスタートし、同町の垂見峠や波津海岸を巡る周回コースを経て、宗像大社までの直線で、最後まで激しいトップ争いが繰り広げられた。福岡ステージの優勝はアスタナ・カザクスタンのイバン・スミルノフ選手。4日間の総合優勝はトタルエナジーのエミリアン・ジャニエール選手だった。
初めての観戦を楽しんだ福岡市東区の小林丈治さん(13)と信田龍也さん(13)は「速いことは知っていたが、実際に見たらもっと速かった。フィニッシュのガッツポーズがかっこよくて感動した」と目を光らせていた。
通勤用の自転車探しをきっかけに3年前にロードバイクを始めた同区の運送業、松岡文恵さん(47)は「脚の筋肉がささみ肉のようでかっこよかった。福岡でレースを見られてうれしい」と圧倒されていた。
大会は国際自転車競技連合(UCI)公認で、2023年の初開催から2回目。次回は25年10月に長崎県佐世保市をスタートに福岡、宮崎などの5県で開催される予定。【長岡健太郎】
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