みんなが主人公になる女子サッカー「WEリーグ」の魅力に、フジテレビ・堤礼実キャスターが迫りました。

日本女子プロサッカーリーグ、WEリーグ2代目チェアを務めた高田春奈さん(「高」は「はしごだか」)。

ジャパネットたかたの創業者・高田明さんを父に持ち、自ら会社経営、Jリーグクラブの社長も歴任してきた高田さんが語る、一人一人が活躍するために持つべきマインドとは?

この日、堤キャスターがやってきたのは、JR渋谷駅から徒歩数分程度の場所にあるWEリーグの情報発信拠点「Home of .WE」。

渋谷という立地も相まって、ファンのみならず多様な人々が訪れるといいます。

高田春奈さん:
外国人の方とか、(WEリーグを)知らなくても「このユニホームすてきだから欲しい」と。地域問わず応援していただける方が増えるのもいい。

9月、4シーズン目がスタートしたWEリーグ。
高田さんは2022年9月から2024年9月末まで、2年間にわたりチェアを務めました。

女子サッカーならではの競技面での魅力を、高田さんは「すごくテクニックでみんながプレーをし、すごくクリーン。見ていてすがすがしい」と語りながら、その存在感を示すため大切なことについて次のように話しました。

高田春奈さん:
“みんなが主人公になるためにプレーする”。一人一人が自信を持ち、主人公になっていく。それがいろんな人たちに伝わり、女子サッカーが身近にある状態になることが、WEリーグが果たすべき役割。

一方、リーグ戦の平均観客数や注目度といった面では課題も残り、女子サッカー全体を見ても、競技人口はわずか6%にとどまっています。

高田さんは自身のキャリアから今の女子サッカー界に必要な発想を教えてくれました。

高田春奈さん:
サッカー界で数少ない女性社長という点が自分の希少性。女性が少ないところで女性が働くことはそれなりに難しさもあると思うが、私はあまりそういったところを意識せずいろんな人たちに支えていただき、働いてこられた。女性がこういうところで活躍するため、頑張らなきゃと気負うのではなく“みんなが助けてくれるから大丈夫”と“鈍感さ”が自分の中では良かった。みんな気楽に女性の方たちがチャレンジできるような世界になっていったらいい。“自分は自分らしい”“助けてくれる人もいる”と思っていくうちに、女性の方たちが自然とたくさん活躍しているようになることが理想。

多様性にあふれ、一人一人が輝く社会のロールモデルを目指す「WEリーグ」。

堤キャスター:
今後、新たな形になって引き続きWEリーグが進んでいくわけですが、そこで期待すること、今後について期待すること、どんなことを今思っていらっしゃいますか?

高田春奈さん:
日本の女子サッカーは“宝の山”。男性も女性もいろんな視点を持ち発展していく。サッカー界全体の発展のためにも必要。

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