【アスミビルダーズ-日本生命】日本生命に勝利し拳を握るアスミビルダーズの内海柊太朗投手=京都市のわかさスタジアム京都で2024年9月17日、下河辺果歩撮影

 第49回社会人野球日本選手権の近畿地区予選は17日、京都市のわかさスタジアム京都で敗者復活3回戦があり、創立5年目のアスミビルダーズが本大会の優勝3回で昨年も4強入りした日本生命を3―0で破った。建設会社を母体としたガテン系の社会人野球チームとは。

 アスミビルダーズは「神戸ビルダーズ」として2020年に発足。21年にクラブチーム登録から企業登録に切り替え、22年12月から現チーム名に変更した。建設会社などを母体としており、選手たちは平日の昼間は現場で作業員などとして働き、業務を終えてから練習に励んでいる。

 監督は元プロ野球選手の斉藤秀光氏が務める。23年にはオリックスで長距離砲として活躍した藤井康雄氏が打撃コーチに就任し、打力向上に力を注いできた。日本生命との試合では4番・吉田翼選手が2安打2打点の活躍を見せるなど、日本生命の好投手から3点を奪って勝利に導いた。

 22年に都市対抗大会の近畿2次予選に初進出すると、同年秋にはミキハウスを破るなどし、日本選手権まであと1勝に迫った。

 今大会では初戦で日本新薬に敗れたが、敗者復活トーナメントでは1敗もできないなかで関メディ学院と日本生命に連勝。初の日本選手権出場を目指している。【下河辺果歩】

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