高知市出身でレスリング男子フリースタイル65kg級の清岡幸大郎選手(23)=三恵海運=がイランのラフマン・アモウザドハリリ選手を破って悲願の金メダルを獲得しました。試合直後の清岡選手のコメント。
「もう本当にここまで支えてくださった、自分にかかわってくれた皆様にこの金メダルだけじゃ返しきれないと思いますがありがとうという気持ちと少しでも結果で恩を返すことができたのかなと思います。後半開始から攻めてテクニカルスピリオリティで勝つつもりだったんですがそこまで簡単な相手ではないのでなかなか勝ち切らせてくれなかった。
(幼なじみの桜井つぐみさんに続きました、との質問に)
なんとしてでも勝たなければならないと。大会前から桜井選手が先に試合することが決まっていたので勝って俺にプレッシャーをかけてくれ、とつぐみにも伝えましたし、それをいい方向に力に変えて試合に臨むことができたので。いい関係でここまで来て2人で金メダルを取ることができたので、この後はメダルもらって高知県で教えてきてくださった桜井先生や母親に金メダルをかけてあげたい。表彰台では一番高いところからの景色を父親に見せることができますし、高くあがった日の丸をみつめていろいろ会話をしたいなと思います。
幼なじみで「一番のライバル」と公言する桜井つぐみ選手は一足早く金メダルを獲得。高知県勢92年ぶりとなる歴史的快挙を達成しています。日本での取材に「(桜井選手が)先に優勝を決めて僕にプレッシャーをかけてくれると思う。その力も使って最後に優勝という形を残せたら最高」と話していた清岡選手。見事、有言実行、高知出身のアベック金メダルという快挙を成し遂げました。
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