熱戦が続くオリンピックで、開催国フランスへの忖度(そんたく)疑惑が浮上しています。

日本も出場した陸上男子400メートルリレーの予選。

16カ国が2組に分かれて行われ、各組の上位3位までは無条件で決勝へ。
4位以下は全体のタイム上位2チームが決勝に進めます。

日本が入った予選1組目は、アメリカをはじめ強豪国がひしめく厳しい組み合わせ。

日本は3位圏内で、アンカー上山選手にバトンが渡ります。

日本は38秒06のシーズンベストでしたが、3位イギリスとわずか0.02秒差の4位。

しかし、日本はタイム順で全体4位となり決勝に進出。

この順位、上位は1組目ばかり。
2組目、2位のフランスがもし1組目だったら、8位のタイムで予選落ちです。

このため、「フランスを決勝に進めるための組み合わせでは」などと、疑惑の声が上がったのです。

さらに、決勝で走るレーン分けについても疑惑が。一般的には予選の上位の国が中央付近を走りますが、フランスは予選最速のアメリカの隣の6レーン。

予選2組目、1位の中国より内側を走ることになりました。

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