夏の甲子園の優勝旗を掲げる、2023年優勝の慶応・加藤右悟主将(左)と、24年春のセンバツ覇者の健大高崎・箱山遥人主将=前橋市で2024年5月18日、上鵜瀬浄撮影

 全国高校野球選手権大会は7日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開会式があり、前回大会で107年ぶり2度目の優勝を果たした慶応(神奈川)の加藤右悟(ゆうご)主将が優勝旗を返還した。加藤主将の開会式後のコメントは以下の通り。

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 改めて甲子園はいい場所だなと思った。昨日のリハーサルでは(優勝旗が重くて)腕がつりそうだったが、今日はしっかりと歩けた。(神奈川大会5回戦で敗退し)チームで来られなくて悔しい思いはある。何千校とある中で1チームに残るのはすごく難しいことだと思うが、来年は後輩たちに頑張ってほしい。

 東海大相模(神奈川)の木村海達(かいたつ)や(エースの)藤田琉生は1年生の頃からよく話してきた仲。石橋(栃木)の入江祥太は中学時代のチームメートで、昨日もベルトを忘れたので借りた。友達がいるチームは応援したい。

 自分も主将を務めたが、前主将の大村昊澄(そらと)さんのすごさを改めて感じた1年だった。慶応大では1学年上の(捕手である)渡辺憩(けい)さんに勝たないと、その先のステージで通用しないと思うので、まずは憩さんを越せるように頑張りたい。

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