第106回全国高校野球選手権大会は7日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕し、開幕試合の1回戦、有田工(佐賀)―滋賀学園で、今夏の甲子園大会から塁審が黒色より温度が上がりにくいとされている白色のシューズを履いて登場した。
暑さ対策の一環。開幕前の審判委員への研修会で選手のプレーに支障がないことを確認し、これまでは黒色が主だったが白色シューズを着用することを決めた。球審のシューズは足の甲に打球などから守るためのガードがついており、特別な形状をしているため今回は塁審のみの導入となった。
暑さ対策により、2020年から選手が履くスパイクは黒色だけでなく、白色の着用を認めている。スポーツ用品メーカーによると、炎天下でのシューズの表面温度は黒色に比べて白色のほうが約20度、内部温度は約10度低いという調査結果もある。【吉川雄飛】
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