2日、男子100kg超級に登場するのが斉藤立選手(22)。

オリンピック連覇を果たした父の斉藤仁さんの影響で、5歳で柔道を始めた斉藤選手。

得意技は、父直伝のものばかりだと話します。

柔道男子100kg超級・斉藤立選手:
自分の父に一番最初に体落としを教えてもらって、でも他の大外刈りとか、内股とか大内刈りとか、本当に自分がいま得意としている技は、全て父に教えてもらった技なので、だからその技で世界で戦って勝つというのが、一番自分としても、1つ恩返しになるかなと思う。

そんな斉藤選手に転機が訪れたのは、2015年のこと。
父・仁さんが、がんのため54歳の若さで他界したのです。

柔道男子100kg超級・斉藤立選手:
(父が)亡くなるのが中学1年の1月だったので、それまでは本当に柔道が大っ嫌いで、やらされてるという感覚しかなくて、いつも母に、柔道やめたいとずっと言ってた。その中で唯一約束したのが、“オリンピックで優勝したいか”と言われて、中途半端に“うん”と言ってしまったんですけど、それが唯一本当にちゃんとした柔道の約束、父との約束というか決意だったので、それが本当にオリンピックという舞台で優勝して約束を守るというか。

父と交わした、たった1つの約束が“オリンピックでの優勝”でした。

柔道男子100kg超級・斉藤立選手:
本当に金メダルで表彰台の一番上に立って、自分の父親の写真を掲げることが一番だと思っています。

日本柔道史上初となる親子2代での金メダルを目指し、約束の舞台に上がります。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。