長野市で70代の男性がスマートフォンの利用料金を巡って2230万円の詐欺被害に遭いました。

警察によりますと、男性は2024年10月下旬、スマートフォンで「ご利用料金について確認したいことがございます。ご連絡下さい」などと記載されたメッセージを受信しました。

男性が記載された連絡先に電話したところ、インターネットセキュリティ関連団体を名乗る男から「インターネットの有料サイトの料金が未払いになっている」などと言われたということです。

その後も何度か電話でやり取りする中で「裁判所から支払い命令が出ているので料金を払う必要がある」「あなたのスマートフォンがハッキングされ不特定多数の人にウイルスがばらまかれている」「サイバー保険に加入する必要がある」などと言われました。

男性は12月上旬までの間に指定された口座に143回に渡って合計2230万円を振り込みましたが、その後も更に金銭を要求されたことを不審に思い、警察に相談して詐欺の被害に遭ったことがわかったということです。

警察は「料金未納に係るメールや電話が来た場合には詐欺を疑う」「現金を振り込む前に一人で判断せず家族や警察に相談する」ことなどを呼びかけています。

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