クリスマスの楽しみの一つといえばプレゼントだが、民間調査で「もらいたくないプレゼント」として、香水やキャンドルを挙げる人が多いことが明らかになった。
調査は、米国を拠点にオンライン語学学習サービスを展開する「プレプリー」が11月29日、日本在住の20~39歳の男女を対象にインターネットで実施し、600件の回答をまとめた。
クリスマスプレゼントとして「もらいたくないもの」のトップは「香水やフレグランス」(21・2%)。これに「キャンドル」(20・3%)、「靴下や下着」(16・2%)などと続いた。
香水やフレグランスは高級感があるが「香りが強すぎる」「好みに合わない」、キャンドルはおしゃれだが「ふだん使わない」、靴下や下着は実用的だが「生活感が強すぎて特別感がない」といった声があるという。
人によって好みが分かれやすいのが共通する特徴で、プレプリーは「無難そうに見えるアイテムほど、実はリスクが高い。相手のライフスタイルや好みによって逆効果になる可能性がある」と指摘している。
では、どうしたら喜んでもらえるのだろうか。
クリスマスプレゼントを受け取る際に「最もうれしいポイント」を尋ねると、男性は「自分に必要なもの」(31・3%)、女性は「自分では買わないけれどうれしいもの」(29・3%)がそれぞれトップだった。こうした点も踏まえ、贈る相手の趣味・嗜好(しこう)を的確に見極めることができれば、香水やキャンドルなども気に入ってもらえそうだ。
もっとも、喜んでもらおうと特別に選んだ思いは相手の心に届くようだ。「最もうれしいポイント」で、「プレゼントに込められた気持ち」との回答は男性で2位(19・3%)、女性で3位(23・0%)だった。
一方、「うれしくないプレゼントをもらったときの対応」について聞くと、「喜んでいるふりをした」(26・5%)が最多だった。「本音を隠して相手や場の雰囲気を気遣っている」(プレプリー)とみられ、ここでも贈り主の努力や気持ちを気遣う傾向があるという。【嶋田夕子】
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