末端価格は1億3000万円に上ります。アメリカから販売目的で覚醒剤およそ2kgを輸入した疑いで、長野県白馬村の47歳の会社員の男が逮捕されました。県警によりますと、この10年で最も多い押収量だということです。

袋に入った白い粉末。名古屋税関が公開した押収品の覚醒剤です。

その量は18袋でおよそ2kg。末端価格で1億3000万円に上ります。

この覚醒剤を販売目的でアメリカから輸入した疑いで、白馬村の会社員福島悠一容疑者47歳が4月11日に逮捕されました。

2023年3月、成田空港の貨物検査で税関職員が発見し、発覚しました。

覚醒剤を隠そうとしたのか、段ボールの中には、見た目がそっくりな化粧品や入浴剤などで使うメントールクリスタルの粉末92袋も一緒に入っていました。

段ボールのあて先は、村内にある福島容疑者の勤務先でした。

県警によりますと、1件当たりの押収量としては、2013年以降で最も多いということです。

警察は、認否を明らかにしておらず、余罪も含めて捜査しています。

福島容疑者は、コカインの所持と使用の疑いでも逮捕・起訴されています。

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