岩手県一関市の公共工事を巡る官製談合事件で、12月3日に盛岡地方裁判所から執行猶予付きの有罪判決を受けた3人のうち、市の職員と業者側の合わせて2人が判決を不服として控訴しました。
控訴したのは一関市都市整備課・課長補佐の金今進被告(61)と一関市に本社があるフジテック岩手の元代表取締役・千葉登美夫被告(72)です。
金今被告は2022年度から2023年度にかけて、市が発注した工事3件の入札情報を業者に漏らすなどした罪に、千葉登美夫被告は金今被告の情報をもとに会社の元役員である娘と一緒に2件の工事を不正に落札した罪に問われています。
盛岡地裁は12月3日、金今被告に懲役1年6カ月・執行猶予3年、千葉登美夫被告に懲役10カ月・執行猶予3年、千葉被告の娘に懲役1年・執行猶予3年の判決を言い渡していました。
この3人のうち金今被告は15日、千葉登美夫被告は16日に判決を不服として控訴しました。
千葉登美夫被告は岩手めんこいテレビの取材に対し「盛岡地裁の判決内容に承服しがたい点があるので控訴することとした。主張については今後の裁判手続きの中で明らかにしていきたい」コメントしています。
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